思いを大切に
あるご寺院のご依頼で、お檀家様が生前大切にされていた着物の帯を
お寺の打敷にお仕立てさせていただきました。
ずっと大切にされていた思いの詰まった帯を
お寺様のご配慮でいつも仏さまの傍にいられるようにとのお考えでした。
打敷とはお釈迦さまが座られるのに、弟子たちが自分の着物を敷いたり、
花を飾ったりしたことが起源とされています。
主に外で説法をしていたお釈迦様がお座りになるのはいつも石の上や地面でしたから、
お弟子様たちはお釈迦さまが直に座られるのをしのびなく思われたのでしょうね。
今週のたかださんは、
仏さまはわたくしたちの思いを受け取ってくださり、いつも見守ってくださいます。