お仏飯
先日ご来店いただいたお客様からご相談を受けました
「お仏壇に供えるご飯はどこに置いたらみんなに食べていただけるかしら?」
本来お仏飯は御本尊様と両脇の仏さまの前に置きますが
それでは御位牌様に食べていただけないのでは?とお考えでした。
お仏壇にご飯を捧げるのは、ただ仏さまに『食事』をしていただく目的ではないそうです。
私たちが毎日3食を得られる平穏の暮らしへの感謝を伝える為 に行うものとのこと。
また仏さまはご飯からたつ湯気の香りを召し上がるのだとか。
なのでお仏飯を御本尊様の前に置いても湯気の香りは
お仏壇の中にくまなくあるわけで、ご先祖様たちもちゃんとお召しあがりいただけるということになりますね。
お詣りされる方の真心が伝わる仕組みにうれしく思いました。
今週のたかださんは、
「うちは故人の好きだったコーヒーとトーストよ」という方もいらっしゃいます。
心のこもったお供えとおまいり「素敵」です。