大切にしたいもの
先日、お仏壇の電装と新しい経机をお届けにうかがったお客様からお念珠の修理品をお預かりしました。
お母様から受け継いだ品を修理をして、娘さんに持たせたいとのこと。
房は年数の経過で痛み、通し糸も切れてしまっていました。
「詳しく聞いてないから直すほどの品かもわからないけど」とおっしゃっていましたが、
最近では海の環境問題で稀少になっている深海本珊瑚でした。
足らない部品は補充して、白の房はお好みの紫の房で仕立て直しました。
お客様にも大変喜んでいただき、
おじいさまがお使いだった虎目石の御数珠をご主人様のブレス念珠に作り替えるご依頼もいただきました。
念珠の珠やお仏壇には、現代ではだんだん採れなくなってきている、貴重な材質が使われていることがあります
そんなお仏壇やお念珠などが、私共の手直しによって受け継がれていく。
今週のたかださんは、
素敵なお仕事をさせていただいているのだと実感しました。
これからのお仕事への励みとなります。